3月

1日

 

高校の友人とおいしいご飯を食べる会vol.3

 

岐阜への小旅行で食べた鮎料理を皮切りに、月一回程度集まっている。といっても今回は二人きり。

 

今回はビストロ。カウンター5,6席のみのこじんまりとした店で、味は確かだった。友人が鴨を食べたいと言っていたので、予約時にその旨を伝えておいた。あとはおまかせのコース。一人客*2と店主といろいろな話をしたので、あまり友人とは話せなかった。まじめな話は行きのタクシーで終わった気がする。まあこんな日もあっていいかな、と思いながら酔っぱらって帰宅。

 

 

 

2日

 

昼頃に起床。とりためたドラマを見たり、読書しているとあっという間に夕方になり、知り合いの先生とのゲーム会に出かける。私は人数合わせで呼ばれただけなのですが、先生とその同僚と、4人で様々なボードゲームをする。鯛す、かまぼこ、鯖寿司などをつまみながら、89,90年の良い白ワインや日本酒をいただく。ごちそうさまでした。いろいろなゲームをしたけれど、トランプでやる「スペード」というのが一番面白かった。朝までゲームして解散。

 

 

 

3日

 

昼まで寝て、豆餅買って帰省。ちらし寿司を食べた。

 

祖母の体調が悪いらしい。そういえば祖母は非常に気を使う人で、そのせいなのかなんなのか、どうも私に対してよそよそしい感じがしている。田舎では俳句をやっては市の機関誌に投稿していたというのをふと思い出して、最近私も詠んでいるんですよ、みたいなこと言ってもそっけないし、豆餅を買って帰ってもそっけない。心配になる。

 

 

 

4日

 

友人に紹介してもらった人とアポイント。私に興味を持っていなかったのだろう、というとそれまでですが、とにかく会話が盛り上がらなかった。24か25才で出会いがなくて、けれどもお高くとまっていて、けれども実際にはお高くなくて、愛嬌もない。はじめはそれでもなんとか話題を提供したりしたけれど、とうとう心が折れたので静かに解散した。自分の時間がいかに大事か、普段の友人にいかに恵まれているかを痛感しながらも、友人には申し訳なく思い、連絡した。よっぽどのことがない限りこんな風に書かないけれど、よっぽどだったので書く。私はせめて愛嬌は持っていたいなと思いながら阪急で帰る。

 

 

 

5日

 

バイト。パソコンの調子が悪い。

 

 

 

6日

 

まゆまろ杯の結果発表を心待ちにしながら過ごす。

 

 

 

7日

 

同居人と、友人とその彼女とでポケモンの旅に出かける。どうしてこんなことになったかというと、修論に追われていた同居人がポケモン、特にGBの初代ポケモンをプレイしたいと言い出したのがきっかけ。どうせやるなら丸一日プレイして、最後に対戦しよう。同じ場所で一日いるのも何だし、青春18きっぷでいろんなところに行きながら(乗り物酔いしながら)プレイしよう。というわけだ。

 

早朝、4人で京都駅に集合する。友人の彼女には初めて会うが、仲良さそうで何より。大阪に向かおうとするが、快速は満員なので普通でのんびり行くことに。普通にプレイすると、フーディンやサンダースなど、だいたい使用するポケモンが被ってしまうことを懸念して、はじめに6匹中の3体をランダムに決める。他の3体は自由に決められるというルール。

 

友人の3体がめちゃくちゃ強くて、同居人の3体は弱かったり。途中で友人の彼女はフェードアウトして旅行に切り替える。3人で必死にプレイする。同居人は来年から東京で社会人だし、友人は大学院、彼女も大阪で社会人とかで、もうこうやって丸一日を浪費することはないんだろうなと思うとさみしくなる。新たな関係性と新たな遊びに出会えるとよいけれど。

昼前までプレイして、結果としては私はレベルを上げ切ることができず、1位:友人 2位:同居人 3位:私という結果に。大戸屋で反省会。

 

 

8日

昼ごろに京都駅へ。友人との福岡旅行。

彼とは本当によく遊んだと思う。クラスメイトの中では昨日の友人と彼しか友人がいないといっても過言ではない。数えきれないほどの飲み会をして、共に道端で恋をした。そんな彼と、大学生活最後の思い出として旅行することに。当然やることはひとつ。

新幹線でビールをあおり、旅行の成功を祈る。16時頃に博多に着き、天神まで出る。土地勘がわからないのでただただ歩く。美人が多い、背が高くスタイルの良い人が多い。有頂天になり声をかけるが、結果は今ひとつ。数時間歩いて、はやくも諦めて二人で夕食。地鶏の美味しい店に行く。まだまだ夜はこれからである。

外に出て、すぐに声をかけた人はなんと大阪から来た旅行客。博多美人とおいしい焼酎を飲みに来たはずの私たちは、嬉々として地鶏の店に再度行く。しかしうまく話すことができず、1時間程度で解散。22時頃にチェックインして、また出発するつもりが二人で同じベッドで就寝。

 

 

9日

朝早くに目が覚めて、今日こそはと気合を入れて牛丼を食べる。

早い時間ということで博多駅でうろうろすることに。二人組があまりいないので一人ずつに別れるも、うまくいかず歩くだけになってしまう。周辺の地理がどんどん入ってくるが、それだけである。

夕方頃までなにもないまま天神に戻り、居酒屋の前で悩んでいる二人組と話す。せっかくなので四人で飲むことに。専門学校を明日卒業するとか。ただただ楽しく喋る。目のぱっちりした美人でした。次の日が卒業式ということもあり、早いうちに解散。素敵な人達と飲めたことに浮かれた私たちは、続けて練り歩くも、全くうまくいかない。

友人はよっぽど疲れていたのか、電車内で美人が通りがかった時に「あの人に声かけよう」という意味で私の背中をバシッと叩くつもりで、赤の他人の背中を叩いた。叩かれた中年男性は困惑の表情を浮かべてから、だんまりを決め込む。自らの過ちに気づいて悶絶する友人。一連の流れを一歩離れてみていた私は笑いが止まらない。

結局なにもできずホテルにチェックイン。明後日までいる予定だったが、友人は教授に呼び出されたとかで明日帰ることになる。友人が眠る中、もうひと頑張りしなければ、と奮起し一人でまた街へ。年上の人と一杯だけ飲んだ以外は覚えてないが、寝て起きたら発信履歴にいっぱい電話番号が。結果は出せず。

 

 

10日

友人をお見送り。新幹線のチケットは、変更できない代わりに格安ものをとってしまっているので、一緒に帰るわけにもいかず、一人でひたすら街をうろつく。二人とお茶くらいはしたものの、それ以上はなにもできず、結局一日歩きっぱなしで終わる。なんという旅行だろうか。博多の街はビルが多くて月が見えない。空を見上げても何もないのはつらい。

 

 

11日

身も心もぼろぼろになりながら一人で帰ってくる。その足でバイト先の方と街コンとやらに行く。

学生で将来どうなるかわからないような私への食いつきはあまり良くなかったが、こうやって外部に規定されないと出会えないってどういうことだという怒りをお喋りに昇華する。普通の自己紹介とかよくしそうな話を一切飛ばして、ふざけることと真面目な話の両極端しか振らなかったりもした。こうやって揺さぶるのも、他の人と差別化をはかるのも悪くないとは思うけれど、同行の方は全く喋らない人だったので戦術とかみあっておらず、申し訳ないことをした。終わりに近づいたときに、昔むかし微妙な関係になった女性がいて心臓が口から飛び出る。

もう行きたくないとまでは思わないけれど、タイミングとか同行者とかはよくよく考えたい。その後道端でいろいろな人に話しかけながら帰宅。

 

 

 

 

 12日

バイト。

まゆまろ杯、企業協賛賞を受賞しているとの連絡がくる。小躍りするも、本戦の方は落ちてしまったのかとうっすら落ち込む。

 

 

 

13日

バイト。

 

 

 

14日

梅を見に、月ヶ瀬梅林というところに行く。最寄り駅は京都府、バスは三重交通、梅林は奈良県という不思議な場所。少し早かったのか、満開とは言えなかったけれど一万本の梅はさすがに見応えがある。梅林というより梅山といったほうがよいのかもしれない。同行の人は美人なのにギラギラしてないのが魅力的で何度か会っている。大学を出たら地元の彼氏と幸せに暮らしますみたいなことを真顔で言ったりする。その彼女が踊らない方のクラブでバイトをはじめたとかで、どうなるのか楽しみ。梅ロールケーキを食べて、バイト先へのおみやげとして1本買って帰る。

 

 

15日

バイト。帰省。どうしても最適解を歩むことに魅力を感じることができない。

 

 

16日

昼間、京都にもどってまゆまろ杯の授賞式。まゆまろはハードスケジュールである。驚く。

大賞をとったサービスは文句なしだった。授賞式の合間や懇親会では、東京から来た人のネイルを褒めたり、同じ大学らしい人に情報系なのか問うと笑いながら違います、と言われたので食い気味に「なんで笑ってるんですか?」と鋭く言ってしまい、カチンと来たであろう彼も「そっちこそ今笑ってるやないですか?」非常に気まずい感じになったりする。後で仲良くなったけど。

はてなの人とか他の知り合いもいて、話す。グリーの人に4億くらいもらってるんですか?などと聞くと、気さくに8億くらいですかね、と返していただく。あとから考えるとなんという失礼なことよ。あとは東京の人に自転車で上京したら焼肉おごっていただく約束をしたりする。

母が旅行中で、家には父しかいないので兄に「男三人で飯でもどない!こんなん初めてのことやし!」ってメールを感慨深げに送ったけど返信なし。泣きながら親父といろいろ食べる。

 

 

17日

また京都に向かい、友人の劇を見る。四年間いろいろあったけれど、彼の公演も最後らしい。知り合いに会ってちょっと道端でうろうろしてからまた帰省。

 

 

18日

実家でまったりと過ごす。

 

 

19日

引っ越し。

 

 

20日

家の掃除したりでバタバタ。

 

 

21日

引っ越し

 

 

22日

 

 

 

23日

駅や大学からの通り道に鳥居があることに気づく。なんかいいなと思う。新生活の希望が溢れてとめどない。

 

 

 

24日

朝、ぼさぼさの髪の毛はそのまま、汚い格好でで家の外に出る。バスを待つ女性がいて、めちゃくちゃ話しかけたくなったけど自分の格好をかえりみて日和ってしまった。毎日が本番だなあと思った。変わらず退去の準備や引越し作業。

 

 

 

25日

高校の友人と会う。華祥でご飯を食べる。あいかわらず知性が暴走しているようなやつではあった。どういうふうに世界が見えてるのかな。

その後、必死で退去。段取りが悪すぎて、同居人に迷惑をおかけしました。

 

 

26日

シェアハウスの飲み会。良い夜だった。次に会うときまでには、私も立派になっておきたい。

 

 

27日

実家。

 

 

28日

遊ぶ。

 

 

29日

弁証法とはどういう科学か、を読む。

出会う。

 

 

30日

しっかり遊ぶ。

 

 

 

31日

帰ってくる。

外を歩いていると、ぶわっとマクスウェル方程式が感じられた。